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PROTOTYPING REPORT | 2016.10.25

通信するコンセント「SMILE LOCK」による充電革命

  SMILE LOCKでコンセントのシェアを現実に SMILE LOCKでコンセントのシェアを現実に かねてよりOPEN ROAD PROJECTでは、「どこでもSTATION」というプロトタイピングを進めてきた。これは新しく充電施設を建てるのではなく、街中にある使用されていないコンセントをシェアすることで、i-ROADの充電環境を整えようという取り組み。しかし従来、街中のコンセントはオーナーや個人の持ち物。当然、コンセント利用によってかかるお金も、そのコンセントの持ち主に請求される。そこで、この電気とお金の流れをもっと自由にしようと誕生したのが「SMILE LOCK」だ。コンセント自体に通信機能を持たせることで、誰が、いつ、どれくらい充電したかを随時、記録。「使った人が、使った分だけ料金を支払う」というシンプルなシステムで、コンセントのシェアを現実のものへと近づける。パソコン、スマートフォン、タブレットなどの普及によって、「充電」を取り囲む環境はここ数年、大きく変化した。コンセントを開放するカフェなどの店舗が増えたのもその一例だろう。充電環境の整備は、もはやi-ROADだけの課題ではない。SMILE LOCKが電気自動車のみならず、「充電」そのものを次のステージへ引き上げる。 SMILE LOCK 電気をシェアするための認証型コンセント http://openroad-project.com/prototyping/smile-lock   TEXT BY Ryoko Sugimoto(contributor)PHOTOGRAPHS BY Yuta Nishida 25 October 2016

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試乗パイロット | 2016.9.23

第9期i-ROAD試乗パイロット、搭乗スタート!

2016年9月、雨が降りしきる中、第9期試乗パイロットたちが東京・八王子の「トヨタ東京デザイン研究所」に集結し、講習会が開催された。     一通りの説明を経て、早速i-ROADに乗り込むと、その独自の運転感覚に驚きの声があがり、会場はすぐさま、雨を忘れさせる明るい空気に包まれた。     第9期試乗パイロットから新たな試みとして、複数人でi-ROADを共同利用するシェアリングにもチャレンジ。その他にも、コンセントのシェアを見据えたサービスも導入する。 講習会を終えた面々による搭乗がいよいよスタート。毎回、様々な発見をもたらしてくれる試乗パイロット。第9期のパイロットたちはi-ROADと共に過ごすことで、どんな発見をするのだろうか。   PHOTOGRAPHS BY Yuta Nishida ISSUED : 23 September 2016

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イベント | 2016.9.9

スタートアップ起業家とi-ROADがコラボレーション

  最先端のイノベーションを体感 最先端のイノベーションを体感 7月、都内にて世界的な経済誌の日本版、「Forbes JAPAN」の独自企画として、FORBES INNOVATION SUMMIT CONCEPT「TOYOTA OPEN ROAD PROJECT+Next Generation Entrepreneurs」が開催された。このプロジェクトは、TOYOTAの次世代モビリティ「i-ROAD」をテーマとして、未来の都市交通の在り方や社会のビジョンを、スタートアップの起業家とともに構想するもの。最先端のオープンイノベーションが生まれる瞬間に立ち会えるとあってか、イベントは開場と同時にほぼ満席に。都市の未来を垣間見たい人々の熱気で包まれていた。 プレゼンテーションに先立ち、Forbes JAPANの高野真編集長は、「Forbes JAPANは“雑誌”を超えて、情報と人とをつなぐプラットフォーマーになりたい。今日はまさにその目的を叶える場である」と企画への想いを語った。 会場にはi-ROADも登場。ビビッドな色はやはり目を引く。 ブリッジプラットフォームの重要性について熱弁をふるうForbes JAPANの高野編集長。     決算、警備、電力とサービスの切り口はさまざま 決算、警備、電力とサービスの切り口はさまざま この日、集まったスタートアップ企業は10社。各企業が6分間を持ち時間とし、プレゼンテーションおよびディスカッションを通じて、i-ROADとともに実現する未来の社会を提示した。各社、自社の強みを活かしたサービスが提示され、その切り口は「決済」「警備」「アドテク」「スマートロック」「地図」「パーソナルアシスタンス」「電力」「ポイント」と多岐にわたった。 なお今回の企画は、高野編集長やTOYOTA未来プロジェクト室の鈴木雅穂室長ら3名が審査員となり、スタートアップ企業10社から3つの賞を選出。ベストソーシャルイノベーター賞には、独自衛星群による地表データからi-ROAD用の狭小スペースを検索するシステムを提案した株式会社アクセルスペースが、ベストビジネスイノベーター賞には、世界初の生体認決済サービス「Liquid Pay」を使い、カーシェアリングにおける決済サービスを提案した株式会社Liquidが、ベストテックイノベーター賞には、曲がって貼れる回路、プリンテッド・エレクトロニクスを活用し、i-ROAD用のヒーターを提案したAgIC株式会社がそれぞれ受賞した。 自社サービスを取り上げたTVCMを紹介するAgIC株式会社取締役の杉本雅明氏。 審査員3名と受賞した3社による記念撮影も行われた。     評価基準はユニークさ、ポテンシャル、技術力 評価基準はユニークさ、ポテンシャル、技術力 授賞式の終了後、審査員を務めた高野編集長、鈴木室長、ドレイバーネクサスベンチャーパートナーズの倉林陽氏が登壇し、対談という形で総評を行った。高野編集長は「どの提案も素晴らしく本当に迷った。最終的に、i-ROADのコラボとの実現性をベースに、ユニークさ、ポテンシャル、技術力の3つを評価の基準とした」と、審査の難航ぶりをうかがわせた。また鈴木室長は「ここへ来る前は、おもしろそうだと感じると同時に、じつは本当にi-ROADの文脈とつながるのかなという不安もありました。しかし今日のプレゼンテーションでは、さまざまな新しい切り口やビジョンを教えていただき、ワクワクドキドするとてもいい時間を過ごさせていただきました」と話し、イベントを締めくくった。 この日芽生えたアイデアが、今後どのように成長し、どれだけの花を咲かせるのか。実現までの道筋にこれからも注目したい。 ワクワクドキドキしたと話す未来プロジェクト室の鈴木室長。   TEXT BY Ryoko Sugimoto (contributor) ISSUED : 9 September 2016

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試乗パイロット | 2016.8.30

「Pilot Meeting」レポート

2016年7月10日、“i-ROADとの未来”を報告しあってきた歴代の試乗パイロットたちが一堂に会する「Pilot Meeting」が開催された。原宿駅近くの某所にパイロット達やその家族が姿を見せると、久しぶりに触れるi-ROADを懐かしむ声や、再会したパイロット同士の会話で会場はすぐに賑やかな雰囲気になっていった。     まずは、トヨタ自動車未来プロジェクト室メンバーからの挨拶でスタート。 初披露となった1年間の活動をまとめたプロジェクト報告映像に、パイロットやスタッフからは自然と拍手と笑顔が湧きあがる。最もi-ROADを活用したパイロットはなんと月間1,000km以上を走行。この移動距離には参加者たちから歓声があがった。     歓談時間になると、会場内に展示されたi-ROADやプロトタイプ展示コーナーにパイロット達が集まっていく。初めて目にするプロトタイプをまじまじと眺め、事務局スタッフへ熱心に質問をするパイロットの姿も。説明をするスタッフも自然と熱がこもっていた。     会場の外では、i-ROADの試乗会を実施。久しぶりにi-ROADのハンドルを握って走行するパイロット達の顔にはとびきりの笑顔が溢れる。なかには初めて乗る2人乗りi-ROADに、興奮を隠しきれない様子の子供たちも。その姿を見たスタッフからは笑顔が溢れていた。 会場内を見渡せば、そこかしこでパイロットとプロジェクトメンバーが入り混じり、輪となってi-ROADやプロジェクトへの想いを語り合っている。そんな熱気に包まれた空気が閉会の時間まで途切れる事なく続いた。   あっという間に閉会の時間を迎えても尚、軒先のi-ROADを囲みながら会話が尽きない。そんな熱気と愛情に溢れたままに、第1期から第8期までの試乗パイロットたちが集う「Pilot Meeting」は幕を閉じた。 東京という過密都市を舞台に、未来への扉を開く試みとしてスタートしたプロジェクト。この日集まった総勢96名のパイロット達の表情やコメントから感じたのは、i-ROADのプロダクトとしての魅力だけでなく、さまざまな新しいサービスがもたらす、i-ROADのある未来の生活の可能性。移動を起点とし、人々の生活はより楽しく、豊かなものに変わっていくのだ。私たちがパイロット達を通じて見たのは、やがて来る都市の未来の姿だろう。 ISSUED : 30 August 2016

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PROTOTYPING REPORT | 2016.7.8

オリジナルi-ROADは、世界一愛しいクルマ

フロントパネルを取り付けた瞬間に「私のi-ROAD」になった フロントパネルを取り付けた瞬間に「私のi-ROAD」になった ―― 試行錯誤の末、ようやく完成したフロントパネル。ご自宅に届いたときは、どのような感想を持たれたのでしょうか。 利倉さん「箱を開けた瞬間、想像以上のかっこよさに“おおお!”と言ってしまいました。さっそくi-ROADに取り付けると、これがまたさらにかっこよくて。あまりの嬉しさに、すぐにデザイナーさんに電話をかけました」 梅澤さん「オリジナルパネルを装着した瞬間、i-ROADへの愛着が倍増しませんでしたか?それまでは借り物という意識だったのですが、パネルを付けてからは、“私のi-ROADを見て!”という気分で乗るようになっちゃいました」 利倉さん「そうそう、おかげでi-ROADを返却するときの悲しみも倍増。返すだけなのに、俺のi-ROADが奪われた!という気持ちになってしまって困りました(笑)」 梅澤さん「この世に一台だけだと思うと、自然と愛情が深まって、もっともっと大事にかわいがろう!となる。子どもに名前を付けたときと似た感覚を覚えました」 人のデザインもいいけれど、自分のデザインはもっといい 人のデザインもいいけれど、自分のデザインはもっといい ―― 5月のツーリングでお互いのフロントパネルを見たときは、どのように感じましたか? 利倉さん「オリジナリティのすごさに圧巻ですよ。桜の華やかさに、正直ちょっと嫉妬しました。今度つくる機会があれば僕も四季をテーマにしたいとひそかに思っています」 梅澤さん「私は私で、いかにi-ROADに馴染むかにこだわった利倉さんの“大人のたしなみ”とも呼べるセンスをうらやましく思いましたよ。私は最初からアピールして目立つことだけを考えていたので、こんな発想があったんだと驚いちゃって。たった二人でもこれだけ対照的なパネルができあがるということは、きっと作った人の数だけ、違った個性のデザインのパネルが生まれるんでしょうね」 利倉さん「ただ、どれだけ他のパネルがよくても、心のどこかで“やっぱり自分のパネルが一番”と思っているはず。少なくとも僕は思っています(笑)」 梅澤さん「ちなみに私も思っています。でもそこがオリジナルの良さですよね。世界に一台しかない自分だけの愛しいクルマになるわけですから!」 お互いのデザインを認めながらも、「自分のパネルが自慢で仕方がない」といった様子の利倉さんと梅澤さん。i-ROADについても、愛車というより、もっと身近で、大切なパートナーについて語っているように見えた。オリジナルのパネルは、人とi-ROADの距離を近づけるのかもしれない。 TEXT BY Ryoko Sugimoto (contributor) PHOTOGRAPHS BY Tomoyuki Kato / Yuta Nishida ISSUED : 8 July 2016 Article Index 3Dプリンターサービス「ROAD KITCHEN」 ユーザーインタビュー VOL.2 「オリジナルi-ROADは、世界一愛しいクルマ」 8 July 2016 3Dプリンターサービス「ROAD KITCHEN」 ユーザーインタビュー VOL.1 「「好き」をうまく導いてもらった先に、私だけのデザインがあった」 1 July 2016 Article Index 8 July 2016 3Dプリンターサービス「ROAD KITCHEN」 ユーザーインタビュー VOL.2 「オリジナルi-ROADは、世界一愛しいクルマ」 1 July 2016 3Dプリンターサービス「ROAD KITCHEN」 ユーザーインタビュー VOL.1 「「好き」をうまく導いてもらった先に、私だけのデザインがあった」

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PROTOTYPING REPORT | 2016.7.1

「好き」をうまく導いてもらった先に、私だけのデザインがあった

目立つ? なじむ?デザインの好みは人それぞれ 目立つ?なじむ? デザインの好みは人それぞれ ―― 利倉さんはメカっぽい色合いとフォルムが特徴的で、梅澤さんのパネルはとにかく華やかな印象。ずいぶんと対照的な二枚のフロントパネルですが、どのような発想から生まれたのでしょうか。 利倉さん「i-ROADをはじめて見たときに、未来っぽさがありながらも、どこかアニメのようなポップさも感じ、車体のデザインそのものをとても気に入ったんです。だからその世界観を壊さないよう、あくまでi-ROADにマッチするフロントパネルにしようと決めました。デザインを考えるうえで真っ先に浮かんだのが“宇宙”。パッと見は黒色だけれど、光が当たると青く見える絶妙なカラーリングに、星をかたどりたい。このアイデアがすべての出発点でした」 梅澤さん「私は最初から“とことん自分色を出そう!”としか考えていませんでしたね。桜のモチーフはすぐに決まりました。4月生まれの私にとって桜は特別な花。子どもの名前に“桜”の漢字を使うくらい好きなんです。今回はちょうど試乗期間が4月だったこともあり、桜のパネルをつけたi-ROADで、満開の桜の下を走りたいと。次に、ただ華やかなだけでの桜ではなく、散りゆくはかなさも表現したいと考え、切り紙のデザインを思いつきました。表のテーマが自分らしさだとすると、裏のテーマはクールジャパン。トヨタが日本の企業であることも踏まえ、日本らしい美をまとったフロントパネルにしようと思いました」 デザイナーの一言が思い付きをデザインに変えた デザイナーの一言が思い付きをデザインに変えた ―― お二人の発想を実際に形にしていったのは、クラウドソーシングサービスのランサーズに登録する3Dデザイナー。アイデアを書き込んだディレクションシートとスカイプでの打ち合わせで製作を進めたと聞いていますが、デザイナーから意見をもらうこともあったのでしょうか? 梅澤さん「3Dプリンターってまだまだ一般化されていないので、こちらも何ができて、何ができないのかさっぱり分からない。でもデザイナーさんが、私のアイデアと技術的な部分とうまくチューニングしてくれるので、3Dの知識がゼロでも不安を感じませんでした」 利倉さん「最初、僕のアイデアが具体的ではなくフワッとしていたので、デザイナーさんにうまく伝わるかどうか心配をしていたのですが、話す中でふと“ガンダムは好きですか?”と聞いてくださったんです。すると“あ、そういえば俺、ガンダム好きだわ”となって。そのワードが出たおかげで方向性がばちっと決まったようなものですね。こちらの想いをくみ取り、共有しやすい言葉にしてくれるあたりがプロだなと感じました」 梅澤さん「私も桜の並べ方ですごく悩んだのですが、デザイナーさんが“大きい桜を並べるとポップですし、小さい桜を並べると繊細な印象になります”とアドバイスをくれて。それでいろいろなサイズをランダムに並べようという答えにたどり着きました。いま振り返ると、デザイナーさんが私の意見を尊重しながら、完成までうまく導いてくれていたんだなと思います」 利倉さん「梅澤さんのパネルは、桜にまじって家紋が入っているのがおもしろい。家紋はどのタイミングで入れることにしたんですか?」 梅澤さん「ディレクションシートに、なんとなく思いつきで“家紋なんかもおもしろいかも?”って書いて渡したら、デザイナーさんが“いいですね!”と乗ってくださったんです。書いた段階では“これはイケてるのか?”と少し迷いがあったのですが、デザイナーさんが背中を押してくれたので入れてみました。これが結果的に大正解!デザイナーさんのアドバイスがなければ、ここまで満足のいくパネルは生まれていなかったんじゃないかな」。 後編「オリジナルi-ROADは、世界一愛しいクルマ」に続く TEXT BY Ryoko Sugimoto (contributor) PHOTOGRAPHS BY Tomoyuki Kato / Yuta Nishida ISSUED : 1 July 2016 Article Index 3Dプリンターサービス「ROAD KITCHEN」 ユーザーインタビュー VOL.2 「オリジナルi-ROADは、世界一愛しいクルマ」 8 July 2016 3Dプリンターサービス「ROAD KITCHEN」 ユーザーインタビュー VOL.1 「「好き」をうまく導いてもらった先に、私だけのデザインがあった」 1 July 2016 Article Index 8 July 2016 3Dプリンターサービス「ROAD KITCHEN」 ユーザーインタビュー VOL.2 「オリジナルi-ROADは、世界一愛しいクルマ」 1 July 2016 3Dプリンターサービス「ROAD KITCHEN」 ユーザーインタビュー VOL.1 「「好き」をうまく導いてもらった先に、私だけのデザインがあった」

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