試乗パイロット | 2016.8.30

「Pilot Meeting」レポート

2016年7月10日、“i-ROADとの未来”を報告しあってきた歴代の試乗パイロットたちが一堂に会する「Pilot Meeting」が開催された。原宿駅近くの某所にパイロット達やその家族が姿を見せると、久しぶりに触れるi-ROADを懐かしむ声や、再会したパイロット同士の会話で会場はすぐに賑やかな雰囲気になっていった。     まずは、トヨタ自動車未来プロジェクト室メンバーからの挨拶でスタート。 初披露となった1年間の活動をまとめたプロジェクト報告映像に、パイロットやスタッフからは自然と拍手と笑顔が湧きあがる。最もi-ROADを活用したパイロットはなんと月間1,000km以上を走行。この移動距離には参加者たちから歓声があがった。     歓談時間になると、会場内に展示されたi-ROADやプロトタイプ展示コーナーにパイロット達が集まっていく。初めて目にするプロトタイプをまじまじと眺め、事務局スタッフへ熱心に質問をするパイロットの姿も。説明をするスタッフも自然と熱がこもっていた。     会場の外では、i-ROADの試乗会を実施。久しぶりにi-ROADのハンドルを握って走行するパイロット達の顔にはとびきりの笑顔が溢れる。なかには初めて乗る2人乗りi-ROADに、興奮を隠しきれない様子の子供たちも。その姿を見たスタッフからは笑顔が溢れていた。 会場内を見渡せば、そこかしこでパイロットとプロジェクトメンバーが入り混じり、輪となってi-ROADやプロジェクトへの想いを語り合っている。そんな熱気に包まれた空気が閉会の時間まで途切れる事なく続いた。   あっという間に閉会の時間を迎えても尚、軒先のi-ROADを囲みながら会話が尽きない。そんな熱気と愛情に溢れたままに、第1期から第8期までの試乗パイロットたちが集う「Pilot Meeting」は幕を閉じた。 東京という過密都市を舞台に、未来への扉を開く試みとしてスタートしたプロジェクト。この日集まった総勢96名のパイロット達の表情やコメントから感じたのは、i-ROADのプロダクトとしての魅力だけでなく、さまざまな新しいサービスがもたらす、i-ROADのある未来の生活の可能性。移動を起点とし、人々の生活はより楽しく、豊かなものに変わっていくのだ。私たちがパイロット達を通じて見たのは、やがて来る都市の未来の姿だろう。 ISSUED : 30 August 2016

続きを読む

PROTOTYPING REPORT | 2016.7.8

オリジナルi-ROADは、世界一愛しいクルマ

フロントパネルを取り付けた瞬間に「私のi-ROAD」になった フロントパネルを取り付けた瞬間に「私のi-ROAD」になった ―― 試行錯誤の末、ようやく完成したフロントパネル。ご自宅に届いたときは、どのような感想を持たれたのでしょうか。 利倉さん「箱を開けた瞬間、想像以上のかっこよさに“おおお!”と言ってしまいました。さっそくi-ROADに取り付けると、これがまたさらにかっこよくて。あまりの嬉しさに、すぐにデザイナーさんに電話をかけました」 梅澤さん「オリジナルパネルを装着した瞬間、i-ROADへの愛着が倍増しませんでしたか?それまでは借り物という意識だったのですが、パネルを付けてからは、“私のi-ROADを見て!”という気分で乗るようになっちゃいました」 利倉さん「そうそう、おかげでi-ROADを返却するときの悲しみも倍増。返すだけなのに、俺のi-ROADが奪われた!という気持ちになってしまって困りました(笑)」 梅澤さん「この世に一台だけだと思うと、自然と愛情が深まって、もっともっと大事にかわいがろう!となる。子どもに名前を付けたときと似た感覚を覚えました」 人のデザインもいいけれど、自分のデザインはもっといい 人のデザインもいいけれど、自分のデザインはもっといい ―― 5月のツーリングでお互いのフロントパネルを見たときは、どのように感じましたか? 利倉さん「オリジナリティのすごさに圧巻ですよ。桜の華やかさに、正直ちょっと嫉妬しました。今度つくる機会があれば僕も四季をテーマにしたいとひそかに思っています」 梅澤さん「私は私で、いかにi-ROADに馴染むかにこだわった利倉さんの“大人のたしなみ”とも呼べるセンスをうらやましく思いましたよ。私は最初からアピールして目立つことだけを考えていたので、こんな発想があったんだと驚いちゃって。たった二人でもこれだけ対照的なパネルができあがるということは、きっと作った人の数だけ、違った個性のデザインのパネルが生まれるんでしょうね」 利倉さん「ただ、どれだけ他のパネルがよくても、心のどこかで“やっぱり自分のパネルが一番”と思っているはず。少なくとも僕は思っています(笑)」 梅澤さん「ちなみに私も思っています。でもそこがオリジナルの良さですよね。世界に一台しかない自分だけの愛しいクルマになるわけですから!」 お互いのデザインを認めながらも、「自分のパネルが自慢で仕方がない」といった様子の利倉さんと梅澤さん。i-ROADについても、愛車というより、もっと身近で、大切なパートナーについて語っているように見えた。オリジナルのパネルは、人とi-ROADの距離を近づけるのかもしれない。 TEXT BY Ryoko Sugimoto (contributor) PHOTOGRAPHS BY Tomoyuki Kato / Yuta Nishida ISSUED : 8 July 2016 Article Index 3Dプリンターサービス「ROAD KITCHEN」 ユーザーインタビュー VOL.2 「オリジナルi-ROADは、世界一愛しいクルマ」 8 July 2016 3Dプリンターサービス「ROAD KITCHEN」 ユーザーインタビュー VOL.1 「「好き」をうまく導いてもらった先に、私だけのデザインがあった」 1 July 2016 Article Index 8 July 2016 3Dプリンターサービス「ROAD KITCHEN」 ユーザーインタビュー VOL.2 「オリジナルi-ROADは、世界一愛しいクルマ」 1 July 2016 3Dプリンターサービス「ROAD KITCHEN」 ユーザーインタビュー VOL.1 「「好き」をうまく導いてもらった先に、私だけのデザインがあった」

続きを読む

PROTOTYPING REPORT | 2016.7.1

「好き」をうまく導いてもらった先に、私だけのデザインがあった

目立つ? なじむ?デザインの好みは人それぞれ 目立つ?なじむ? デザインの好みは人それぞれ ―― 利倉さんはメカっぽい色合いとフォルムが特徴的で、梅澤さんのパネルはとにかく華やかな印象。ずいぶんと対照的な二枚のフロントパネルですが、どのような発想から生まれたのでしょうか。 利倉さん「i-ROADをはじめて見たときに、未来っぽさがありながらも、どこかアニメのようなポップさも感じ、車体のデザインそのものをとても気に入ったんです。だからその世界観を壊さないよう、あくまでi-ROADにマッチするフロントパネルにしようと決めました。デザインを考えるうえで真っ先に浮かんだのが“宇宙”。パッと見は黒色だけれど、光が当たると青く見える絶妙なカラーリングに、星をかたどりたい。このアイデアがすべての出発点でした」 梅澤さん「私は最初から“とことん自分色を出そう!”としか考えていませんでしたね。桜のモチーフはすぐに決まりました。4月生まれの私にとって桜は特別な花。子どもの名前に“桜”の漢字を使うくらい好きなんです。今回はちょうど試乗期間が4月だったこともあり、桜のパネルをつけたi-ROADで、満開の桜の下を走りたいと。次に、ただ華やかなだけでの桜ではなく、散りゆくはかなさも表現したいと考え、切り紙のデザインを思いつきました。表のテーマが自分らしさだとすると、裏のテーマはクールジャパン。トヨタが日本の企業であることも踏まえ、日本らしい美をまとったフロントパネルにしようと思いました」 デザイナーの一言が思い付きをデザインに変えた デザイナーの一言が思い付きをデザインに変えた ―― お二人の発想を実際に形にしていったのは、クラウドソーシングサービスのランサーズに登録する3Dデザイナー。アイデアを書き込んだディレクションシートとスカイプでの打ち合わせで製作を進めたと聞いていますが、デザイナーから意見をもらうこともあったのでしょうか? 梅澤さん「3Dプリンターってまだまだ一般化されていないので、こちらも何ができて、何ができないのかさっぱり分からない。でもデザイナーさんが、私のアイデアと技術的な部分とうまくチューニングしてくれるので、3Dの知識がゼロでも不安を感じませんでした」 利倉さん「最初、僕のアイデアが具体的ではなくフワッとしていたので、デザイナーさんにうまく伝わるかどうか心配をしていたのですが、話す中でふと“ガンダムは好きですか?”と聞いてくださったんです。すると“あ、そういえば俺、ガンダム好きだわ”となって。そのワードが出たおかげで方向性がばちっと決まったようなものですね。こちらの想いをくみ取り、共有しやすい言葉にしてくれるあたりがプロだなと感じました」 梅澤さん「私も桜の並べ方ですごく悩んだのですが、デザイナーさんが“大きい桜を並べるとポップですし、小さい桜を並べると繊細な印象になります”とアドバイスをくれて。それでいろいろなサイズをランダムに並べようという答えにたどり着きました。いま振り返ると、デザイナーさんが私の意見を尊重しながら、完成までうまく導いてくれていたんだなと思います」 利倉さん「梅澤さんのパネルは、桜にまじって家紋が入っているのがおもしろい。家紋はどのタイミングで入れることにしたんですか?」 梅澤さん「ディレクションシートに、なんとなく思いつきで“家紋なんかもおもしろいかも?”って書いて渡したら、デザイナーさんが“いいですね!”と乗ってくださったんです。書いた段階では“これはイケてるのか?”と少し迷いがあったのですが、デザイナーさんが背中を押してくれたので入れてみました。これが結果的に大正解!デザイナーさんのアドバイスがなければ、ここまで満足のいくパネルは生まれていなかったんじゃないかな」。 後編「オリジナルi-ROADは、世界一愛しいクルマ」に続く TEXT BY Ryoko Sugimoto (contributor) PHOTOGRAPHS BY Tomoyuki Kato / Yuta Nishida ISSUED : 1 July 2016 Article Index 3Dプリンターサービス「ROAD KITCHEN」 ユーザーインタビュー VOL.2 「オリジナルi-ROADは、世界一愛しいクルマ」 8 July 2016 3Dプリンターサービス「ROAD KITCHEN」 ユーザーインタビュー VOL.1 「「好き」をうまく導いてもらった先に、私だけのデザインがあった」 1 July 2016 Article Index 8 July 2016 3Dプリンターサービス「ROAD KITCHEN」 ユーザーインタビュー VOL.2 「オリジナルi-ROADは、世界一愛しいクルマ」 1 July 2016 3Dプリンターサービス「ROAD KITCHEN」 ユーザーインタビュー VOL.1 「「好き」をうまく導いてもらった先に、私だけのデザインがあった」

続きを読む

試乗パイロット | 2016.6.9

第8期i-ROAD試乗パイロット、搭乗スタート!

    5月下旬、第8期試乗パイロット向けのi-ROAD講習会が開催された。少し汗ばむほどの陽気の中、集まったパイロット達は講習が始まる前からi-ROADに興味津々の様子。車両の操作方法や、アプリなどの説明を一通り受けた後、試乗講習へ。最初は緊張気味だったパイロット達だが、構内のオーバル走行や縦列駐車体験を経るうちに、徐々に笑顔が溢れていった。 講習会が終了し、いよいよ第8期試乗パイロットとi-ROADの生活が幕をあける。搭乗期間はおよそ1ヵ月。新しく登場するアプリなど、各プロジェクトに関しては続報にて随時お届けしていく。 ISSUED : 9 June 2016   5月下旬、第8期試乗パイロット向けのi-ROAD講習会が開催された。少し汗ばむほどの陽気の中、集まったパイロット達は講習が始まる前からi-ROADに興味津々の様子。車両の操作方法や、アプリなどの説明を一通り受けた後、試乗講習へ。最初は緊張気味だったパイロット達だが、構内のオーバル走行や縦列駐車体験を経るうちに、徐々に笑顔が溢れていった。 講習会が終了し、いよいよ第8期試乗パイロットとi-ROADの生活が幕をあける。搭乗期間はおよそ1ヵ月。新しく登場するアプリなど、各プロジェクトに関しては続報にて随時お届けしていく。 ISSUED : 9 June 2016

続きを読む

試乗パイロット | 2016.5.30

ボクの幼稚園にi-ROADがやってきた!

    未来のクルマに 子どもたちは大興奮! 未来のクルマに子どもたちは大興奮! 幼稚園へやってきたのはイエローとホワイトの2台のi-ROAD。実は、この幼稚園には以前に試乗パイロットとして活躍してくれたママがいるため、多くの子どもたちにとってi-ROADは“初対面”ではなかった。しかし間近で見るのはもちろん、触ったり、実際に乗り込むのははじめてのこと。i-ROADの周りはまたたく間に元気な子どもたちの声でいっぱいになった。 「白と黄色、どっちもちっちゃくて好き!」 「おとなになったら、ぜったいに乗る〜!」 「これ、未来のクルマ!?」 「ひとつ目小僧みたいなところがかっこいい!」 と乗りもの大好きな子どもたちは大喜び。特徴的なフロントフェイスのデザインに興味を示す子どもも多く、i-ROADは子どもの心をグッとつかんだようだ。 目を輝かせながら運転席に座り、アクセルに足が届かないままハンドルを握る姿はなんともかわいらしい。しかしクルマを見慣れているはずの子どもたちが、ここまで興奮するのはなかなか珍しい。三輪のクルマという新しさとユニークなデザインに、ほかのプロダクトにはない、i-ROADの“未来感”をキャッチしたのだろう。     私にも運転できそう! ママたちも興味津々! 私にも運転できそう! ママたちも興味津々! i-ROADは子どもたちはもちろん、子どもたちを見守るママたちの目にも興味深く映ったようだ。i-ROADの第一印象を聞いてみると、 「普段はクルマを運転することが少ないので、狭い道が苦手なんです。でも、このサイズだと小回りが効きそうで、私でも安心して走れそう。駐車もしやすそうですしね」といった、運転のしやすさに対する意見が多いのが印象的だった。 また、ママ目線ならではの日々の実用性を見据えた声もたくさん聞くことができた。 「普段は電動アシスト自転車で送り迎えをしていますが、雨の日は合羽を着て出掛けるのがひと苦労なんです。かといって歩いて送り迎えするのも、買い物して帰ると、両手がふさがって大変。このクルマならさっと送り迎えできますし、買い物に立ち寄っても安全に送り迎えできそう」 「電動アシスト自転車はバッテリーの充電が面倒なのですが、このクルマはコンセントにプラグをさすだけで充電ができるのはうれしいかも」 今回は、2人乗りi-ROADの後部座席に乗り込んでもらい試乗体験も実施。滑るような走り心地、電気自動車ならではの静音性、コンパクトらしからぬ安定感などに驚きの声。「試乗パイロットに応募してみたくなった」「早く販売して欲しい」といった声もあがり、ママたちのi-ROADへの関心の高さも伺えた。 幼稚園だけではなく、塾に、習い事にと、最近のママはとにかく送り迎えで忙しい。でもそんな送り迎えの負担を、i-ROADであれば少し軽くできるのでは。この日、子どもたちの歓声とママたちの笑顔が、そのことを証明してくれたように思う。 TEXT BY Hirotaka Kuwata (contributor) PHOTOGRAPHS BY Yuta Nishida / Tomoyuki Kato ISSUED : 30 May 2016

続きを読む

試乗パイロット | 2016.5.24

「i-ROADツーリング」レポート(第7期試乗パイロット編)

「ぜひやりましょう!」 続々と寄せられた好反応の声。 それまでは個別に “i-ROADとの暮らし” を報告しあってきた試乗パイロットたちが一堂に会し、ツーリング企画が開催された。 開催日は、試乗期間の最終日となる2016年4月29日。スタート地点である原宿駅近くの某所に、第7期のパイロットたちやその家族たちが姿を見せた。 パイロットたちははやる気持ちを押えられない様子で、お互いのこれまでの暮らしの情報交換や記念撮影をしながら、スタートの時間を待っていた。   いよいよスタートの時。 「いってきまーす!」1列に並んだ色鮮やかな5台のi-ROADが、次々と走りはじめた。 休日の昼下がり、賑わう明治通りを抜けて渋谷へ。i-ROADの本領を発揮するかのように、線路沿いの狭く入り組んだ道をスイスイ抜けながら代官山へと向かっていく。急な曲がり角でもスムーズな走りを見せるパイロット達に、事務局スタッフ達も感心しきりだった。     輝く新緑が初夏を思わせる渋谷道玄坂を下り、人で賑わうスクランブル交差点を抜けて原宿のゴールへ。街に現れたカラフルなi-ROADの姿に思わずカメラを向ける通行人も多く、なかには信号待ちの間に、通行人と会話をするパイロットや、記念撮影をするパイロットの姿もあった。     あっという間のツーリングの時間。それぞれ愛車を囲みながら、今日の走りについて仲間と語りあう。そんな和気あいあいとした雰囲気の中、第7期試乗パイロットたちによるツーリングは幕を閉じた。     「写真を撮られたりして恥ずかしかったけど…とにかく気持ちが良かったから笑顔で写真に応じちゃった!」 「お互いで通話ができる状態で走りたい。もっともっとみんなで走りたかった!」 終了後、参加者たちはそんな感想をそれぞれ口にした。 このツーリングを通して、便利な乗り物としてだけではなく、“コミュニケーションツール”としてのi-ROADの楽しみ方を味わえたようだった。 このツーリングをもって、第7期試乗期間は終了。パイロットたちの表情はどことなく寂しそう。 約1カ月の試乗期間は、i-ROADを単なる移動手段ではなく、「愛車」と呼べる存在にしたようだ。 PHOTOGRAPHS BY Yuta Nishida / Tomoyuki Kato ISSUED : 24 May 2016

続きを読む