オリジナルのワクワク感を、クルマでも味わえる時代。

試乗パイロット

i-ROADのパーツを、3Dプリンターで自由にカスタマイズするサービス「ROAD KITCHEN」がこの度バージョンアップ!
決められた色やパターンの中から選択するサービスから、デザイナーと一緒に一から作るサービスへと進化しました。
このサービスにいち早く取り組んだのは、第5期試乗パイロットの新井さんです。じつは新井さん、恵比寿でオーダーメイド家具店を営む家具職人さん。
オリジナルのフロントパネルが出来てご満悦の新井さんに話を伺いました。
i-ROADのパーツを、3Dプリンターで自由にカスタマイズするサービス「ROAD KITCHEN」がこの度バージョンアップ!決められた色やパターンの中から選択するサービスから、デザイナーと一緒に一から作るサービスへと進化しました。このサービスにいち早く取り組んだのは、第5期試乗パイロットの新井さんです。じつは新井さん、恵比寿でオーダーメイド家具店を営む家具職人さん。オリジナルのフロントパネルが出来てご満悦の新井さんに話を伺いました。

 

木目をデザインした
フロントパネルにしたい

木目をデザインしたフロントパネルにしたい

木の香りが漂う工房の前に停められた、白いi-ROADに取り付けられている少し変わったデザインのフロントパネル。このフロントパネルをデザインしたのは、オーダーメイド家具を取り扱う「kaki8」のオーナー、新井さん。家具職人の新井さんにとって、3Dプリンターを使ったカスタマイズはどのような体験だったのでしょう。

「フロントパネルのデザインをしていいという話を伺ったときは、“かっこいいのをつくろう!”と熱くなったのを覚えています。最初にデザイナーさんと打ち合わせがあり、その際に好きな模様やパターンをいくつか出させていただいたのがスタート。そこから会話のなかでイメージを膨らませていき、“木目”をデザインに取り入れようと決まりました。ただあまりリアルな木目ではなく、あくまで樹脂の素材を活かしたポップな木目にして欲しいとデザイナーさんに依頼。そのあたりはこだわりが出ちゃいましたね(笑)。3Dデータを作ると聞くと難しい印象がありましたが、イメージを伝えるだけで形にしてもらえるので、意外にも気軽に、楽しく作れました」

その後、デザイナーとメールで何度かやり取りをしながら、デザインを詰めていった新井さん。大きな流れはプロであるなるべくデザイナーの意見に合わせ、譲れない部分だけはしっかり伝えたといいます。

「技術的にできること、できないことの折り合いをつけながら、イメージを形にしていく作業はなかなか新鮮で楽しかったです。日頃はお客さまの意見を聞いて作る側なので、“こんな細かいこと言うと困るかな”と考えることも(笑)。ただ最後の方はもう一緒に作り上げていく同志のような感覚だったので、最後の塗装の段階になると、“どっちの色がいいと思う?”と素直に聞くこともありました。おかげで完成品を見たときは“我ながらよくできた”と大満足(笑)。色は明るいけれどi-ROADにもしっかりなじんでいるし、何よりオリジナルというのは気分がいいですよね。他の誰のものとも違うわけですから」。

 

スマホケースのように
フロントパネルを着替える

スマホケースのようにフロントパネルを着替える

i-ROADにオリジナルのフロントパネルを装着したとき、「スマホケースを替えるような感覚」を持ったと新井さんは話します。

「じつは私、車は純正のままが好きなタイプなんです。もともと完成されたデザインなわけですから、そこに手を加えたくないと思っていました。でも今回フロントパネルを着替えてみて、これは車のデザインを触るというより、スマホのケースを替える感覚に似ているなと。今は取り付けに多少の手間がかかりますが、そのうち、気軽に誰でもパカパカ替えられるようになったらすごく楽しいと思います。私の仕事でいうと、イスのカバーの取り替えるようなもの。脚の部分は同じでも、どんな布を貼るかによってイスの持つ表情がまったく変わる。i-ROADもそんな“その人らしさが出る”クルマになるとおもしろいなと思います」。

 ビビッドな黄色というおもちゃっぽい色合いなのに、じつは木目模様というミスマッチ感が楽しい、新井さんオリジナルのフロントパネル。装着したi-ROADもなんだかカジュアルでオシャレな雰囲気があり、新井さんっぽさが透けて見えます。これぞオリジナルのだいご味!もっとたくさんのオリジナルi-ROADが走れば、都市はさらににぎやかに、華やかになりそうです。

TEXT BY Ryoko Sugimoto (contributor)
PHOTOGRAPHS BY Yuta Nishida

ISSUED : 28 February 2016